親世帯のメリット2:介護の選択肢が増える
親の老後を考えた時、必ずと言って出てくるのが「介護」という二文字だと思います。将来的に親が介護を必要とした時、離れて暮らしているよりも二世帯住宅で暮らしている方が、お互いに得られるメリットは大きいようです。
二世帯同居なら、不測の事態にも対応しやすい
年齢を重ねていけば、どうしても体は以前のように動きにくくなり「介護」が必要となる時も来ることでしょう。もちろん子どもにとっても親の介護は、避けて通れない大きな問題です。現在は子どもが全て介護を担うのではなく、外部の介護サービスなども充実してきています。二世帯住宅であれば、子供世帯が近くにいますのでそうした介護サービスの申請なども、介護が必要な状態である親本人がしなくても良いですし、何より暮らしの中で不測の事態が起こっても、子世帯が迅速に対応ができるというのは大きなメリットと言えるでしょう。また、親世帯と子世帯で生活空間がわかれている分離型の二世帯住宅であれば、より訪問看護が受けやすいというのも、介護のメリットに挙げられています。
子世帯に見守られながら老いていく注意点
子供には迷惑をかけたくない、というのが親の想いとしては大きいと思いますが、誰にでも老後というのは訪れます。いずれ子供の手助けを必要とする時は訪れると考え、元気なうちに二世帯同居にシフトするというのも、将来介護が必要となった時、お互いの負担を軽減する選択肢を増やすことにつながるようです。介護が必要となってから子どもにすべてを任せるのではなく、子世帯と一緒に生活をしながらお互いの関係を築きながら老いていく、というのがどちらにとっても安心して暮らせるポイントになってくれるでしょう。
訪問介護を受け入れやすい二世帯住宅事例
適度な距離と交わりを考えた二世帯住宅プラン
2WAYエントランスや共有リビングを有した、二世帯が適度な距離を持って程よく交われるプランの二世帯住宅です。1階には備蓄品や自転車、車イスもしまえるスペースを確保し、二世帯分の荷物も楽々収納できるのが特徴です。
家族構成 | 両親・子供夫婦・子ども2人 |
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延床面積 | 記載がありませんでした。 |
敷地面積 | 記載がありませんでした。 |
1階に配されたご両親のスペースは、将来介護が必要となった時にも対応できるよう、動線が広めにとられています。玄関は共有ですが、直接2階の子世帯スペースに行けるように設計されていますので、お互いのプライバシーも保てます。
まとめ
親の介護をする際には、外部の介護サービスを受けるのはもはや当たり前となりつつあります。お互いのプライバシーを保ちつつ、介護サービスを受けながら無理のない介護生活がおくれるという意味では、二世帯住宅はとても適している暮らしと言えるようです。