子世帯のメリット3:経済面にゆとりが出る
まだ経済面で余裕があるとは言えない子世帯にとって、家を新築するというのは将来の暮らしを含めて、ハードルの高いことだと思います。そんな問題を解決する選択肢として、二世帯住宅を選択する人が増えてきているのですが、そこにはどんなメリットが存在するのでしょうか。
二世帯同居が経済的な理由
二世帯住宅が子世帯単独で家を購入するよりも経済面でメリットがある大きな理由は、親世帯と同居し二世帯が暮らす家であるという点です。家を新築するためには建築費用はもちろんですが、様々な税金もかかってきます。ですが、一つの大きな家ではなく、二つの住宅とみなされる世帯別の空間を持つ二世帯住宅の場合、税金の優遇措置が受けられるケースがあるのです。建設費用においても親世帯と資金を分け合うことも可能ですので、子世帯にとっては自己資金が少なくて済むというメリットが得られます。また、暮らしていくことでかかるメンテナンス費用や、光熱費などの生活費も、親世帯と分担していくこともできますので、将来的にもメリットは大きいと考えられます。
二世帯住宅、経済面の注意点
お互いに資金を分担しながら暮らしていくため、親世帯・子世帯共に経済面でのメリットが大きい二世帯住宅ですが、この分担に関して最初に明確なルールを決めておかないと、後々トラブルになりかねません。お金の問題で関係性を崩してしまうことほど悲しいことはありませんので、お互いにしっかり話し合って納得した分担のルールを定めておきましょう。
ローコスト二世帯住宅例
採光・通風・プライバシー、すべてを叶えたコの字プラン
お母さまとの同居をきっかけに、実家の建て替えで建設された二世帯住宅です。メンテナンス性の高い外壁や大容量の太陽光発電システムを搭載したことで、住宅の維持費の軽減や光熱費の節約できることが特徴となっています。
家族構成 | お母さま・夫婦・子ども1人 |
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延床面積 | 176.53㎡(53.39坪) |
敷地面積 | 176.84㎡(53.49坪) |
玄関や水回り、LDKは2世帯で共有している間取りとなっています。1階にお母様のプライベートスペースを設け、対して子世帯は2階に居室を設けたため、互いのプライバシーを確保し程よい距離感が保てる設計にしています。
まとめ
2世帯で暮らしにかかる費用を分担できるというのは、やはりどちらの世帯にとっても経済的に大きなメリットとなるようです。将来にわたってゆとりのある暮らしが楽しめる可能性が大きいというのも、二世帯住宅の大きな魅力となっていることは間違いないようです。