子世帯のメリット4:親を近くで見守れる
二世帯住宅を選択する人の多くは、その理由に「親の老後を考えて」ということを挙げています。今は元気だとしても親が年齢を重ねていったとき、二世帯住宅での暮らしはどのようなメリットをもたらしてくれるのでしょうか。
親が歳を取ったとき、何かと安心な二世帯同居
子どもが独立して夫婦二人きりで老後を暮らす…、というライフスタイルも核家族化が進んだ現代では決して珍しくありません。そうはいっても、やはり離れていれば年老いた親の生活は気になりますし心配なものです。二世帯住宅では、そうした親の老後の生活について、適度な距離感を持ちながらも見守ることができるというのが、一つのメリットとなっています。年齢を重ねるごとに色々大変なことが増えてくる親に対し、近くにいれば生活面などサポートしてあげることができますし、万が一の時にも対応しやすい。親にとっても、近くに人がいるというのは何かと心強いに違いありません。親世帯・子世帯にとって何かと安心感が得られる、というのが二世帯同居の魅力でもあります。
二世帯住宅、親の老後を担う注意点
親の老後を考えた時、どうしても避けられないのが、「介護」についてです。元気なうちはあまり深くは考えられませんが、実際に親の介護が必要となる時は、想像以上に精神面でも体力面でも大きな負担がかかってきます。将来ヘルパーさんなど介護サービスを受けることも考え、介護のしやすさも考えたバリアフリーの間取りを取り入れる、というのも親の老後を見守る二世帯住宅づくりのポイントになってくるでしょう。
ローコスト二世帯住宅事例
採光・通風・プライバシー、すべてを叶えたコの字プラン

(https://www.sekisuiheim.com/case/c027/index.html)
「永く安心して暮らせる二世帯住宅」をコンセプトに建てられた二世帯住宅です。1階を親世帯、2階を子世帯の居住スペースとし、玄関は別々ですが2階の共有空間は広く確保されており、家族の繋がりを感じられる設計となっています。
家族構成 | 両親・子供夫婦・子ども1人 |
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延床面積 | 241.62㎡ |
敷地面積 | 記載がありませんでした。 |
1階の親世帯の間取りは、部屋への扉が引き戸になっていて出入りがしやすいのもポイントかといえます。バスルームへの動線もシンプルでわかりやすく、子世帯とは室内ドアを通じて行き来しやすい、という特徴を持っています。
(https://www.sekisuiheim.com/case/c027/index.html)
まとめ
子どもにとって親の介護は避けては通れない道でもあります。ただ、ご両親のためのバリアフリー設計などは、将来子供夫婦にとってもメリットとなる間取りになると思いますので、次代に住み継いでいくために、「老後」をしっかり考えて家づくりをしていきましょう。